永代合葬墓とは?

石職人 T.T.

業界経験この道30年の石職人が分かりやすく説明します。

永代合葬墓(読み方:えいたいがっそうぼ)とは、個別のお墓を建てるのではなく、複数のご遺骨を一つの墓所にまとめて埋葬する形式のお墓です。
近年、少子化や核家族化が進む中で、後継者がいない人やお墓の管理負担を軽減したい方々に注目されています。

永代合葬墓の特徴

1.後継者が不要

ご寺院や霊園が供養をおこなってくれるため、親族や子孫が墓を管理する必要がありません。永代に渡り安心してご納骨できます。

2.費用が抑えられる

個人墓や家族墓を建てるよりも費用が低く抑えられるのが特徴です。
墓石の購入や維持費が不要なため、経済的な負担が軽減されます。

3.多様な宗教に対応

永代合葬墓は、宗派を問わず利用できる場合が多く、近年では宗教にとらわれない形式のお墓も増えています。そのため、幅広い価値観を持つ方々に対応しています。

4.注意点

永代合葬墓では、個別のお墓と異なり、ご遺骨が他の方のご遺骨と混ざるため、後から取り出したり、移動させたりすることが難しい場合があります。

まとめ

永代合葬墓は、現代の多様なライフスタイルや価値観に合った新しい供養の形と言えるでしょう。
費用面や管理の負担を軽減したい方には特におすすめです。
永代合葬墓を選択する際は、事前に運営元の説明をしっかり確認し、家族とも相談しておくと安心です。