閉眼供養とは?意味や流れ、必要な準備をわかりやすく解説

閉眼供養とは?意味や流れ、必要な準備をわかりやすく解説のタイトル
石職人 T.T.

業界経験この道30年の石職人です。今回は「閉眼供養とは?意味や流れ、必要な準備をわかりやすく解説」について簡単に説明します。

閉眼供養(読み方:へいがんくよう)」とは、お墓や仏壇、位牌などの役目を終えた仏具や供養対象を閉じるための儀式のことです。
お墓じまいや仏壇じまいを考えている方にとって重要な儀式となります。
本記事では、閉眼供養の意味や流れ、準備について解説し、安心して供養がおこなえるようサポートします。

1.閉眼供養とは?

お墓の閉眼供養のお参りに、手を合わせるご婦人


閉眼供養とは、お墓や仏像、お位牌などの「魂を宿す」とされるものから、僧侶の読経によって魂を抜き、元の物体に戻すための儀式です。
これは「魂抜き(たましいぬき)」とも呼ばれ、地域や宗派によって、呼び方や作法に違いがあります。

閉眼供養が必要なケース

閉眼供養は以下のような場合に執り行われます。

  • 墓じまい(墓石の移動や撤去、改葬の際)
  • 仏壇じまい(仏壇のお焚き上げの際)
  • 位牌の供養(位牌のお焚き上げの際)
  • 仏像の供養(不要になった仏像を処分する際)

このような場面で、故人の魂を僧侶の読経により丁寧に供養し、正しい方法で処分することが求められます。

2.閉眼供養の流れ

閉眼供養の一般的な流れは以下の通りです。

  1. 僧侶の手配
    • 菩提寺や信仰する宗派のお寺に相談し、僧侶を手配します。
  2. 日程の決定
    • 家族や親族と相談し、供養を行う日を決めます。
  3. 閉眼供養当日
    • 僧侶の読経(お経を唱えていただく)
    • 参列者がローソクに火を灯しお線香を供える(焼香をおこなう場合もあります)
    • 閉眼の儀式が終わり次第、必要な場合はお墓や仏壇の撤去を開始

宗派やお寺によって細かい手順は異なるため、事前に確認することが大切です。。

3.閉眼供養の準備と注意点

お墓の前で閉眼供養のお経を唱える僧侶


必要な準備

閉眼供養を行う際には、以下の準備を整えておくとスムーズです。

  • 僧侶への謝礼(お布施):相場は1万~5万円程度ですが、地域や宗派によって異なります。
  • お供え物:供花(生花)、果物、お菓子など。
  • 線香やローソク:お墓や仏壇の前で使用(焼香が必要な場合もあります)
  • 撤去・処分の手配:閉眼供養後にお墓や仏壇を撤去する場合、石材店や専門業者に依頼します。

注意点

閉眼供養後の撤去作業をスムーズに進めるため、信頼できる石材店や仏壇店を選びましょう。

宗派による違いを確認

浄土真宗では「遷座法要」をおこないます。他宗とは「魂入れ・魂抜き」の考え方が異なるため、事前に菩提寺に相談しましょう。

適切な業者選び

閉眼供養後の撤去作業をスムーズに進めるため、信頼できる石材店や仏壇店を選びましょう。
お墓のあるご寺院に、業者選びのご相談をするのも一つの方法です。す。

4.まとめ

閉眼供養は、故人の魂を大切に送り出すための重要な儀式です。
お墓じまいや仏壇じまいを検討している方にとっては特に重要な儀式となりますので、適切な方法で供養を行うことが大切です。
本記事で紹介した流れや準備を参考に、スムーズに閉眼供養を進めましょう。


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